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新旧・笑いのダブル展 1
『日本美術が笑う:縄文から20世紀初頭まで』展
- 新旧・笑いのダブル展 2
『笑い展:現代アートにみる「おかしみ」の事情』
 関連情報
パブリックプログラム
展覧会にあわせて、ワークショップや解説プログラムなど様々な企画が開催されています。
日本美術が笑う
■ 笑いトーク「企画者みずから展覧会を笑う」
日時: 3月27日(火) 18:30-20:00
出演: 山下裕二(明治学院大学教授)、広瀬麻美(森美術館プロジェクト・マネージャー)
会場: 森美術館展示室内
定員: 80名
料金: 500円(要展覧会チケット)

笑い展
■ キュレータートーク
両展覧会の担当キュレーターがそれぞれの展覧会について語ります。
日時: 3月2日(金) 19:00-20:30
ガイド: 広瀬麻美(森美術館プロジェクト・マネージャー)、片岡真実(森美術館シニア・キュレーター)
会場: 森美術館53F展示室内
定員: 60名
料金: 無料(要展覧会チケット)

■ ワークショップ
vol.1「レインボーシャワー」
講師: 岡山直之(アーティスト)
日時: 4月8日(日) 13:30-15:30
会場: 六本木ヒルズ内
対象: 小学生とその保護者
定員: 20組
料金: 500円

vol.2「メイクレインボー」
講師: 岡山直之(アーティスト)
日時: 5月4日(金・祝)
第1回 10:30-12:30/第2回 14:30-16:30
会場: 六本木ヒルズ内
対象: 一般(子どもから大人まで)
定員: (各回とも)20名
料金: (各回とも)500円

お申込み
全て要事前申込み。先着順です。
お申込み先: FAX 03-6406-9351
Eメール: ppevent@mori.art.museum
お問い合わせ: 03-6406-6101(森美術館 学芸部パブリックプログラム)
Eメール: ppevent@mori.art.museum
森美術館ウェブサイト
ミュージアムグッズ
森アーツセンターミュージアムショップにおいて本展出品作南天棒(なんてんぼう)による《雲水托鉢図》と《達磨図》をデザインした、限定記念カップ酒販売中!
「奥の松」本醸造辛口酒カップ 3 本セット(紙箱入り)1,050 円(税込み)
MAM SCSREEN
MAM SCREENは森美術館で開催中の展覧会に関連するアート映像を、月替わりで上映します。メトロハットの屋外500インチスクリーンやウェストウォークのPDPモニターなど六本木ヒルズ内各所で、毎日9:30~23:30、1時間毎に上映します。
新旧・笑いのダブル展 2
『笑い展:現代アートにみる「おかしみ」の事情』
ここでは、『笑い展:現代アートにみる「おかしみ」の事情』について、いくつかの作品をピックアップしてご紹介します。
『笑い展:現代アートにみる「おかしみ」の事情』
難しく捉えられがちな現代アートにも、「笑い」を通して私たちを取り巻く世界に対する新しい視点や多様な文化的背景を見せてくれるものが多くみられます。この展覧会は現代アートにおける滑稽さやユーモアなどの役割を再検証し、現代美術とおかしみの関係を探りだしていきます。
1.前衛の笑い
第一次世界大戦後から第二次大戦後の芸術の流れの中での「ダダ」や「反芸術」の流れをくむ、「フルクサス」や「ハイレッド・センター」の活動に注目します。

2.小さな笑い
90年代以降の現代アートは、日常の中に新しい価値を見出そうとする「芸術と日常の融合」的傾向がみられます。日常をわずかにずらし違和感を持たせることで生まれる小さな笑いを紹介します。
マット・ジョンソン 《パンの顔》 2004年
鋳造されたプラスチック、油彩 9.5×2×10 cm
Courtesy: The artist, Blum & Poe, Los Angeles and Taxter & Spengemann, New York


パンに穴をあけて作った顔。子供の頃、試したことのあるような作品です。ほんの一瞬の遊び心が生み出したオブジェをブロンズやプラスチックで鋳造し、本物のように塗装することで、それらは彫刻作品として新しい生命を得ます。マット・ジョンソンは、普段の生活の中で見つけた小さな物体や平凡な素材に可能性を見出し、微妙に手を加えることで、それらを美術品に転換します。そして、彫刻の意味を問い、概念を拡張しながら、小さな笑いと共感を見る者に与えます。
3.笑いの裏返し
現代の国際的アートシーンでは、多様な文化に対する理解が求められると同時に、自国の文化に自覚的になります。現代社会への批判・疑問を投げかける時、笑いは重要な役割を果たします。
会田誠
《日本に潜伏中のビン・ラディンと名乗る男からのビデオ》
2005年 ヴィデオ(DVD変換) 8分14秒
Courtesy: Mizuma Art Gallery
Photo: Okada Hiroko


周囲から「ビン・ラディンに似ている」と言われたことを契機に、アーティスト本人がビン・ラディンを演じた映像作品。こたつに入り、日本酒を飲みながら、自分自身や日本社会についてカタコトの日本語で語るその男は、国際的なテロリズムの中心人物というイメージからはほど遠いものです。のんびりと気の抜けた微妙に政治的な映像は、絵画中心の作者本人には息抜きのようなものだといいますが、国際社会における日本社会の意識、メディア・コントロールの問題など、幅広い議論に発展しうる隠喩に溢れています。
4.逸脱する笑い
創造の世界はどんなことも可能です。あり得ない世界であり得ないことが起こり、現実を笑い飛ばします。リアルなものとは何かと問いかけてきます。
山本高之
《スプーン曲げを教える(レッスン1、シャージャアートセンター、アラブ首長国連邦、2003)》
2001年 - ヴィデオ 7分


実際に小学校で教鞭をとる山本高之の作品では、子供が頻繁に登場します。「スプーン曲げを教える」シリーズは、2001年に始まった継続中のプロジェクトで、1970年代に日本で超能力ブームの火付け役となったユリ・ゲラーの「スプーン曲げ」を子供たちに教える映像作品。その具体的な方法を山本は公開しませんが、映像のなかでは1クラス分の子供たちがほぼ全員、得意げにスプーンを曲げていきます。その真偽のほどは映像から読み取れないものの、あまりに真剣な子供の表情が見る者の笑いを誘います。