つけ場に立つのは、当代一の鮨職人・小野二郎氏の二男・小野隆士氏。白木のタネ箱には旬を告げる極上のタネが入っている。基本はおまかせという流れで、ヒラメやスミイカといった淡い味から始まる。前半の山場は赤身、中トロ、大トロとつづく鮪3貫。大トロには細かいサシが入っており、口に入れると人肌の酢飯と共に脂がすっと溶けだし、儚く消えてなくなる。酢締めの加減が絶妙なコハダで口中の脂を消した後は、立ち姿も美しい雲丹やイクラの軍艦を。「イクラをじっくり味わっていると、最後に卵かけごはんの味がします」とは小野氏の弁。煮ハマグリ、煮アナゴといった煮物ダネの後はしっとりとした玉子焼きで締め。調和のとれた一連の鮨は日本の宝だ。
華麗端正な鮨はベストを極めんとする不屈の探究心から生まれる。シャリは小粒で脂の乗った硬質米。酢を合わせても粘らずネタと絡み、口に入れた瞬間にはらりとほどける。ネタひとつひとつのこだわりも枚挙に暇がない。例えば車エビは握る直前に火を通す。「頭は味噌が付いていて味が濃いので、尻尾から食べて下さい」と2つに切って供される大ぶりのクルマエビは紅白の色味が美しく、上品な甘さがある。
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エリア | 六本木けやき坂通り 3F |
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営業時間 | 11:30~14:00、17:30~21:00 定休日:水 |
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電話 | 03-5413-6626 |
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座席数 | 店内:8席 |
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平均予算 | ランチ:¥25,000 ディナー:¥35,000 |
ヒルズアプリ/ ヒルズカード |
ヒルズポイント対象/クレジットポイント対象(2%、日曜日は3%) | |
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関連リンク | |
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備考 | 予約:可 |