東京のランドマークにもなっている六本木ヒルズがどのようにして生まれたのか、15年以上の時間をかけて行われた再開発の経緯をご覧いただけます。

開発経緯 概要

六本木六丁目地区は、テレビ朝日を中心に南側は約17メートルの高低差により分断され、幅員4メートル弱の道路を挟み、木造家屋や小規模なアパート・マンションが密集する地区でした。

1986年11月、この地区は東京都から「再開発誘導地区」の指定を受け、森ビル(株)とテレビ朝日(全国朝日放送(株))が再開発の呼びかけを開始し、その後地区内の権利者数約500件による事業実施の準備組織である「再開発準備組合」を設立。 95年4月には第一種市街地再開発事業として「都市計画」決定され、98年に「再開発組合」が設立、権利変換計画認可を経て、再開発誘導地区指定から実に15年経過した2000年に着工することができました。

最終的に、地区内の権利者数は、当初の8割の約400件が参加しており、これだけ多くの権利者が参加する事業は他に例をみません。