Interview
日々の暮らしに
“ちょっとだけ非日常感を足す”
- “大人のモノトーン”というテーマでスタイリングを組んでいただきました。ベーシックなアイテムを使われることが多い金子さんですが、スタイリングを組む上でどんなことに気をつけていますか?
- 金子綾(以下K):“地に足がついた着こなし”というのを心がけています。誰もが毎日生活をしているわけじゃないですか。その日々の暮らしに“ちょっとだけ非日常感を足す”ぐらいな感覚です。普段使いできないような突飛な服はあまり使わないようにしていますね。あと、大人の女性って少し迫力が出やすいのでチャーミングな部分を入れるということも気をつけています。私がずっとパールのアイテムをしているのもそういった理由です。今回のスタイリングでもワンピースやロングスカートなどの甘いアイテムを使うことを心がけました。
- そういったリアルな部分が同世代の女性からも共感を得ている理由の一つかと思いますが、“非日常感を足す”とは例えばどういったことでしょうか?
- K : 艶っぽい素材や構築的なアイテムを選ぶことでしょうか。シルエットとしての華やかさ、素材としての煌びやかさで非日常感を加えるようにしています。今回透け感のあるブラウスを使ったように、肌を露出をしなくても着こなしって華やかになるんですよね。
- 二児の母としても活躍されていますが、母親になってからスタイリングに対して意識は変わりましたか?
- K : あまり変わってはいないんですが、やはり甘いチャーミングなアイテムが気になるようになりました。フェミニンなブラウスは毎シーズン買っています。色で言うと、変わらず黒は好きですが、今年はネイビーも気になっていますね。