Interview
スーツはさまざまに楽しめる
大人のアイテム
- ラグジュアリーブランドごとに優雅な5つのドレス&スーツスタイルを提案いただきましたが、スタイリングする上でどんなところを意識されましたか?
- 野口(以下N):スーツスタイルってどうしても堅苦しいイメージがあるので、あえてタイドアップを意識的に減らして、普段でも着やすいコーディネートになるように心がけました。ビジネスシーンではなく、休日に着られるものにしたつもりです。スーツはさまざまな着こなしが楽しめる大人のアイテムですから。
- 大人の男性がスーツを着る上で、実際に気をつけるべきなのはどんな部分でしょうか?
- N : やっぱりシルエットですね。自分の体に合うものを選ぶということが一番。大きいシルエットのアイテムを着ると、見方によってはかなり古くさく見えてしまいます。あとはインナーですね。ジャケットにコットンのTシャツを合わせる人は多いと思うんですが、実はそれって難易度が高い。Tシャツってどうしても色落ちするし、シワができやすいから、上質なスーツにはなかなか合わない。上質なスーツにはシルクのTシャツのようなクオリティの高いものを合わせないとチグハグな印象になってしまう。大人ならなおさら気をつけたいですね。
- 最近のスーツ、ドレスについてはどんな傾向があると思いますか?
- N : コレクションを見ていてもスポーツカジュアル、ストリートのムードもひと段落して、今季、来季と魅力的なテーラードジャケットが多く展開されており、良いなと思っています。昔と違って極端なトレンドはなく、パワーショルダーに代表される特徴的なシルエットのものからコンパクトなものまで、色々な提案があるのでチョイスする楽しみも多いと思います。