Interview
アイテム単体で見るのではなく
色を合わせることを大切にしてます
- 春らしいバッグとシューズを選んでいただきました。「エレガントから作る大人シンプルスタイル」を提唱され、パーソナルスタイリストとして活動される大日方さんが、バッグ、シューズを選ぶ時に気を付けていることを教えてください。
- 大日方久美子(以下O):バッグとシューズは、着こなしを構築する1番のキーポイントになってくるので、まず自分が持っている服の色に合うかどうかを考えます。 “同じ色のセーターを持っているからこの靴を合わせてみよう”という風に、合う色を探しにいくような感覚ですね。アイテムを単体で見るのではなく、全体のスタイリングを想像して選ぶことを大切にしています。
- ご自身では普段どんなシューズを選ばれる事が多いですか?
- O : サンダルからバレエシューズ、スニーカー、ブーツまで、白のアイテムがとても多いです。私の中でスタイリングは“洋服”、“靴”、“バッグ”を合わせて3色でまとめる事がルールなんですが、合わせる靴がないと感じた時に足元に白を選ぶと全体のバランスを崩さずに、抜け感が作れると思っています。白は無色透明という捉え方もできるので、1色と数えなくても大丈夫。私の3色ルールを唯一覆せる色として、とても重宝しているので白い靴のバリエーションはすごく多いです。
- バッグについてはいかがですか?
- O : バッグを選ぶ時は、ライフスタイルを1番最初に考えます。ビジネスで使うのか、荷物が多い時に使うのか、パーティーに行く時に使うのか。そのライフスタイルを分析した上で、どんなバッグにお金をかけるべきか、スタイリングの際には常に伝えるようにしています。どんなに小さくて可愛いバッグでも、ライフスタイルにマッチしていないのであれば、使わなくなってしまうと思いますので。あとは先ほどお伝えしたように全体の色のトーンを合わせることは、素敵に見えるポイントの一つだと思っているので、色調を合わせることは大切にしています。