Interview
ブランドのショップながら
生活必需品を扱う
デパート的なお店を目指した
- 「六本木店ならではの大人の定番」というテーマでアイテムを選んでいただきましたが、このテーマについて詳しく教えていただけますか?
- 尾花大輔(以下O):2016年に六本木ヒルズにショップをオープンするにあたって色々とリサーチをしたんですが、六本木ヒルズを利用されるお客様は、港区民の方がとても多いらしいんですよね。つまり六本木ヒルズという“街”が生活の循環の中にしっかり入っている。生活の循環の中に入っているということは、冠婚葬祭や突然のギフト、下着などの必需品の需要があるということなんです。“あれが無くなったから、1番家から近い六本木ヒルズへ行こう“と考えるお客さまに向けて、“あったらいいよな”と思う定番のアイテムを意識して多めに揃え、ブランドのショップでありながら、生活必需品を扱うデパート的なお店を目指しました。今回紹介するのはそんなN.ハリウッドの定番アイテムです。
- 確かに生活する上で必要な服って、華やかな服だけではないですよね
- O : 我々の定番をヘビーローテーションで使っていただいて、“くたびれたから新調したい”、とお店に来ていただくお客様も多いです。そして実際に愛用していただいて“良かった”と思えるアイテムを、他のお友達にギフトとして贈られるお客様も多い。一方で、N.ハリウッドは僕のパーソナルな好みを反映したブランドなので、こんなものも作っているんだと知ってもらいたいと思い、今回は、趣味でもある“車”にインスパイアされたアイテムや、足元に個性を加えられるファットシューレースなどのアイテムもピックアップしました。定番の中であえてファッションの遊び心、楽しさが感じられるものも紹介させて頂きます。
- そのようにバリエーション豊富にアイテムが展開できるのはお店が広いからですね
- O : そうですね。六本木ヒルズ店って敷地面積でいうとN.ハリウッドのショップの中でも1、2を争う広さなので、色々なアイテムを並べています。4階という立地は、テナントとしては不利なんですが、ひっそりと気兼ねなく入りやすいという長所もあります。